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自転車で遠回り カンボジア

2014.05.30 01:00
テーマ : 旅のコラム

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「アンコール遺跡を見たい」と言う数年越しの願いを叶えに

3月に友人と2人でカンボジアに2週間滞在した時の事。

あえて貧乏旅行を楽しもうとリュックひとつで出発。

これから数えきれない程の思い出が生まれることを期待して。

 

 

 

カンボジア入国

日本から一度、タイに入国して陸路で国境を目指す事に。

バンコクから国境のあるアランヤプテヤートという街までは電車で約6時間(金額は日本円にして140円)。

 

市街地を抜けると畑や水田が一面に広がる。

人だらけのタイとは思えぬ癒しの景色。

30度を越す気温の中、電車には当然冷房なんて無いし、椅子は壊れて斜めに傾いているが、

そんな状況もこの景色と一体化してしまう。

こうして国境まで辿り着き、ビザの取得。

 

ここでぼったくりに合う人が多い様だが無事にビザを取得し、約10時間の大移動は無事に終わった。

飛行機では味わう事が出来ないのんびり流れる時間が私は好きだ。

 

 

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アンコール遺跡群に出会う

これから10日間、アンコール・ワットのあるシェムリアップという街を拠点に旅行することになる。

泊まっているゲストハウスで1日100円で自転車を借りた。

ここから約40分自転車を漕ぐ。タクシーを使う方が一般的らしいが私たちは自転車にこだわっていた。

 

人通りの少ない道を抜け、警察官に道を尋ねながら向かう間、

「どんな場所なんだろう?」

「本当にこの道で大丈夫なのか」

などの期待と不安が変に心地良い。

そう思っていると時間はあっという間に過ぎ、遠くに三角あたまが三つ見えてくる。

徐々に大きく、私の鼓動も大きくなる。

 

9世紀初頭から600年もの時代を支配したアンコール王朝。

さすが600年の間、作り続けていただけあってとにかく大きくて広い。

建物内は修復されているので作りや装飾も分かりやすい。

広く長い壁一面にびっしり彫られたレリーフは感動的。

当時のお祭りや戦の様子が彫られているので、

「これは何だろう?」と考えながら見るのが楽しかった。

 

アンコール遺跡はアンコール・ワットの近く以外にもシェムリアップの街近辺にも数多く存在する。

いつか全て回ってみたいという新たな夢ができた。

 

 

ラピュタの世界

アンコール・ワットから東に約50キロ行くと、森の中に崩壊した寺院がある。

それが、ベンメリア。

 

 

アンコールワットより歴史は古く、今回の旅行でかなり楽しみにしていた遺跡だ。

原付3人乗りで40度近い気温の中、来た甲斐があった、と一瞬で思えた。

そこには、薄暗く、湿った空気の中に『破滅』した寺院がずっしりと構えていた。

補修されたアンコールワットとは違い、一切補修がされていない。

崩れた壁や天井。山積みになったレンガの隙間を縫うように芽生えた木々。

レンガにびっしり生える苔も目を奪う。

 

 

かつて起きた紛争などの惨劇が今も残っている。

時間をかけて作り上げられた神秘的なこの光景も、その木が折れてしまったら再びレンガも崩れるだろう。

もうここでは争いが起きて欲しくない。

そう感じるほど互いを支えあっている様に見えた。

一部では「天空の城ラピュタ」のモデルとも言われているらしいが納得だ。

寺院と言う原型が無くなっても存在価値のあるレンガの山。

本当に来れて良かった!

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特別な場所

相変わらずの自転車生活も後半になった頃。

「西バライ」という東西8キロに広がる大きな貯水湖へ行くことにした。

大まかな地図を見ながら迷いも無く進む。

 

 

街を抜け、アンコール・ワットを横切りだんだんと景色は変わる。

一気に舗装もされていない畑道。

さすがに不安になり現地の人に道を尋ねる。

が……、田舎の人は英語が話せない人が多い。

カンボジアはクメール語。

ジェスチャーと西バライ、という単語のみで道を教えてもらう。

進めば進むほど人の気配は無くなり地割れしたと思われる荒れた道。

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自転車のサドルが壊れるという悲劇。それでも進むしかないので意地になっているとキラキラと光る水面が。
この乾燥地帯にいきなりのオアシス!と言ってもいいくらいの驚きがあった。

足を止めそこに行って見ると少し落ちかけた陽が真っ直ぐ、遠くまで伸びる川に反射していた。

これは絶対に観光客は知らない景色だ。

どんな観光ガイドにも載っていない場所で、ちょっと自慢だ。
贈り物

西バライへ向かう途中、もうひとつ素敵な事があった。

現地の女の子が原付で私たちの横を過ぎたとき、麦わら帽子を落とした。

それを拾い全速力で自転車を漕ぐ。

女の子は「ニコッ」と微笑んでくれた。

 

 

それから数十分、彼女は私たちと併走。

言葉が通じないが、ずっとニコニコしていたのは良く覚えている。

そして何となく誘導され、西バライに着いていた。

彼女は最後に拾った麦わら帽子を私に被せてくれた。

私も着けていたブレスレットを渡し、名前も年齢も知らない女の子との不思議な時間が終わった。

写真だけは撮ったので次に行くとき、探して出会えたらどんな笑顔を見せてくれるのだろうか。

 

 

遠回り

今回の2週間のカンボジア旅行は書ききれない程、濃い思い出に溢れた。

お金をかけず貧乏旅行、本当に良かった。

遠回りや寄り道をする事で見えてくるものがこんなにも多かったのか。

それをカンボジアという国で経験できて嬉しく思う。

美味しい料理やふかふかな布団で快適に眠るのは、私にはまだ早い。

もっと純粋な気持ちでいっぱい遠回りをして過ごしていく!!

 


民芸追求145号掲載 発行:2013年1月20日

合津 神奈子 チャイハネ 戸塚店(掲載時)

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