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ウズベキスタンの現在・過去・未来

2014.05.30 01:00
テーマ : 旅のコラム

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私は趣味でアラビア書道教室に通っている。

全国に多くの生徒を抱える日本アラビア書道協会では毎年、書道の知識と技術を深めるためのツアーが企画される。

2011年はウズベキスタンを訪れる事になり、私もツアーに初参加した。

 

 

2011年九月某日早朝、成田空港からウズベキスタン航空機に搭乗し、首都タシケントへ向かう。

機内は満席だったが、ほとんどが乗り継ぎで他国に向かう乗客だった。

ウズベキスタン航空経由だと安いらしく、多くはトルコ・ツアーの旅行者だそうだ。

私たちがタシケントで降りる際、トルコへ向かう乗客に

「ここで降りるの?! 観光するとこあるの?!」

と驚かれてしまった。一応、ウズベキスタンの飛行機なんですが……。

 

 

 

二日目、早速アラビア書道プログラムに。

ティムール博物館の一室を借りて、地元のアラビア書道教授と教え子さんも参加しての講義。

驚かされたのは、ウベキスタンでは書道と言うより、正確に図面を描くための数式理論を多用した手法だったのだ。

特に角度には執着に近いものがある。

中世、天文学や天文観測が花開いた都市だけあって、数字や角度に強い国民なのかも知れない……数字に弱い私には難解だ!

現在、ロシア語しか知らない世代が多いウズベキスタンにおいて、一旦廃れたアラビア書道を後世に伝えていくために教授は熱心に活動しているそうだ。
中央アジアは東西様々な民族の支配者が入れ替わる歴史を持つ。

人々の往来がやがてシルクロードと呼ばれる交易路となり異文化の共存は進んでいった。

近代、苦悩のソ連時代を過ごしたとはいえ、今やそのロシア文化も受容している。

1991年ソ連崩壊後、独立を果たしたウズベキスタンでは失われた自国の宗教や文化を復活させる取り組みが急速に行われている。

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大地震で壊れ砂に埋もれたイスラム建築物も見事に復元され、今や観光の目玉になっているのだ。

 

その建築物も、偶像崇拝を禁じるイスラムでは人や動物をモチーフに描くことはご法度。

だが、サマルカンドにあるかつての神学校、シェルドル・メドレセの入り口アーチには二匹のライオン、鹿、人の顔のタイル装飾がくっきりと描かれているのだ。

ブハラにあるナディール・ディヴァンベギ・メドレセにもアラベスク模様の中に向き合う鳳凰、鹿、人の顔が描かれている。

これらには本当に驚かされた。

何でも支配者が権力を誇示するためにタブーを破って作らせたと言われているが、その当時の人々もさぞかし驚いたことだろう。

シルクロードの要所だけあって、各国色んなデザインを取り入れたかったのかも知れない。
もうひとつ、印象深かったのがヒヴァにある未完成のカタル・ミナレット。

「短い尖塔」という意味で、紙コップをひっくり返したような形だ。

権力者が死亡したことで建築が中断されたなど諸説ある。

完成すれば立派な塔になっていただろうに、あえてこの形で残すところが面白いと思った。

ウズベキスタンには個性的な建築物が多いようだ。

世界遺産や意外と見所が多いウズベキスタンでは、近年国を挙げて観光業に力を入れているそうだ。

 

とは言え、正直サービス業は発展途上だと思う。

私たちが宿泊したホテルは四つ星級(自称?)らしく、ロシア式のそっけない造りで特に不便はなかったが、小さなトラブルも多かった。

予約ミスでガイドさんの部屋がない、

部屋に通されると誰かのスーツケースが二つ置いてある、

夜中の配管工事ミスでトイレタンクに熱湯が溜まっていく……。

 

最近急増した観光客に対応仕切れず本人たちも必死らしいので、逆に応援したくなった。

 

 

都市ブハラのレストランで夕食時に民族舞踊ショーとファッションショーが行われた時のこと。

アトラスと呼ばれる伝統布を現代風にアレンジした素敵な服を着てモデルさんが練り歩いてる最中に、突然の停電。

それでも暗闇の中でショーを続けるたくましさ。

 

サマルカンドでは民家を訪れて家庭料理を頂いたのだが、停電でロウソクを灯しての夕食だった。

インフラ整備も課題だろうが、旅慣れたメンバーが多く、誰も不満を口にしなかった。これもいい思い出になった。

 

 

ウズベキスタン料理は、店にもよると思うがとても薄味だった。

羊肉がメインで割りと野菜も多い。

そして、焼きたてナンはまた格別!

人の顔より大きく分厚いサマルカンドのナンは有名で「ナンの王様」と呼ばれるほど。

 

 

また、テーブルには必ずと言っていいほど干しぶどうやナッツ類が盛られていた。

乾燥した土地だけあって、ドライフルーツは美味しく種類も豊富。

国産ワインも安くて美味しいので、毎食ボトルで注文する人も。

楽しみにしていた炊き込みご飯プロフは、残念ながら冷えていて油ギトギトだった……。
日中の気温の温度差で体がついていけなかったのか、水、または油が合わなかったのか分からないが、

ツアー二日目ごろからお腹を下すメンバーが出てきた。

 

私も四日目の深夜に嘔吐、水溶便と激しい腹痛でのた打ち回った。

粉末スポーツドリンクを持っていたので、ミネラルウォーターに溶かして飲むとかなりマシになった。

ツアーメンバーの半数近くはお腹を壊し、薬やスポーツドリンクを皆で持ち寄って分け合った。

料理に当たり外れはあったが、まさかお腹があたってしまうとは皮肉だ……。
私たちの面倒を見てくれたガイドさん二人は、日本を訪れたことが無いのに日本語が達者で漢字も書ける。

いつか日本に行くことを夢見て猛勉強しているとの事。

本当に真面目で勤勉な国民なのだ。

 

 

この国での平均年齢は約26歳と非常に若く、結婚適齢期も低い。

実際、私たちが訪れた九月は挙式シーズンで毎日のように結婚式に遭遇し、一日二組見る事もあった。

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短期間のウズベキスタン滞在で一番印象に残ったのが、本当に若い人が多く、活気と希望に満ちあふれている国だという事。

この若い人たちがウズベキスタンの将来を担っていき、国を創って行くのだと実感させられた旅だった。

 


民芸追求146号掲載 発行:2013年3月20日

松尾 理佐子 (チャイハネ 奈良橿原店)

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